2005年4月6日

毎週私のコラムを連載していたドイツの日本人向け週刊新聞が、3月18日からなんの前触れもなく、突然発行されなくなっており、困っています。2本の原稿を送ったままなのに、再開のめどもたっていないようです。1996年から9年間にわたって書いたコラムも、中断。毎週この新聞を読んでいた日本人の中には、物足りなく思っている人もいるでしょうから、なんとか再開になってほしいものです。まあ、どの業界もせちがらいご時世、毎週新聞を出していくのは大変だとは思いますが・・・・・。


最近ドイツの新聞には、日本に対する韓国と中国の市民感情の悪化について、毎日のように記事が載っています。歴史教科書をめぐる日韓の外相のやりとりを読んでいると、悲しくなります。1989年にドイツとポーランドの歴史学者が、定期的に会議を開いて、双方の歴史教科書の内容をどのように客観化しているかについて、取材をしたことがあるだけに。なぜアジアでは、貿易や冬ソナはうまくいっても、こうした形而上的な交流がうまくいかないのでしょうか。
北朝鮮という共通の脅威を抱えている以上、日韓は本来協力するべきだと思うのですが。